アニメ 少女☆歌劇レヴュースタァライト 反省会

さてアニメは最終回を迎えましたね。

最後まで観て結局期待値を超えないまま終わってしまったって感じでした。何が駄目だったのかを検証してみましょうか。

・やはり1クールで9人を動かすのは無理があった

まあこれですよね。2人をつがいにして一気に掘り下げるって狙いもあったんでしょうがそれを活かせなかったよね。結局レヴュー以外での活躍が少な過ぎる。特にまひるなんかはヤンレズ拗らせて暴れただけって流石にヒデーよ。

・主人公の活躍の場が少ない

これは群像劇だから?そんな言い訳は聞きません。最終的に華恋とひかりの物語にしたいのなら2人の過去を徹底的に掘り下げなければならなかったのでは?ていうか主人公が努力してる、色んな人と出会ったって描写が少ないためレヴュー相手に対して説教したりしても説得力がないから駄目。前述した通り9人メインにしたのは失敗。

・設定を活かしきれていない。レヴューのタイトルもテキトーに付けたとしか思えない

舞台版ではレヴューのタイトルに応じた演技を見せればそれ相応の力を得る。これが私がレヴュースタァライトに心を惹かれた設定でした。しかしアニメは何ですか。レヴューのタイトルはあれど結局戦闘は感情を吐き出していない。演技もやってない。これでは演劇モチーフにした意味がない。

・舞台版に比べてキャラの性格をマイルドにしたのは最大の失敗

舞台版ではバトルロイヤルモノらしく徹底的に相手を潰す、欲望に忠実って感じで良かったのですが、アニメでは皆良い子って感じでした。まあそれも悪くはないと思っているのですが。というかキャラクターを作る上で良いところもあれば悪いところもあるというのを念頭に置かなければならないんですよね。だから話に熱が足りなくなる。

・そもそも物語の根幹である「スタァライト 」に魅力を感じない

華恋とひかりはコレに魅力を感じているようですが、視聴者からしてみれば何だこの暗いだけの話はって感じでした。キャラクターが魅力を感じるって話に説得力を持たせるには「笑いあり涙あり」「熱い」って感じにしなければならなかったのでは?まあ実際の舞台は2回くらいしか行った事がないのでどうなのかは知りませんが。

 ・そもそもキリンって何やねん

コイツ結局なんだったのでしょうか。傍観者にしたかったのか観客にしたかったのか。結局特に予想外の出来事に憤慨することのないまま、一矢報いる感じのないまま終わってしまいましたし。QBでさえ予想外の出来事に憤慨してたってのに。まあ舞台版でもキリンはいますし教師ですら畏怖する存在のようですからキリンの事を知りたければ舞台版を観てねって感じですか?

・総評

何かが足りないって感じでした。まあ私の期待値が高すぎただけといのもあるのでしょうが。だってあのPVを観たら期待するなって方が無理な話でしょう。私はアニメを深いところまで観ないタイプですので向いてなかったというのもあるのでしょうが。結局華恋とひかりの物語にしたかったのか。それとも群像劇なのか、それも中途半端に終わってしまった。というかレヴュースタァライトは伸びしろがある。ありすぎるコンテンツなんですよ。だからこのアニメの結果は残念だったなと。まあ色々書きましたが来月にやる新作舞台は非常に楽しみですよ。transision -変化というからにはどんなものを見せてくれるのか非常に興味があります。まあスタリラは…実際にやってみないと分かりませんね。キャストも魅力的ですしまだまだこれからですな。

 

あと最後に一言。

 

まひるママ~!!ぼくを癒して~!!叱って~!!